暑い時期に人参や大根を直播したい。そんなときは「芽出たいシート」

猛暑が続いていますね。静岡では早くも最高気温が40℃を超えた日もあってビックリです。
近年暑さが原因で苗が枯れた、種を播いたけど芽が出ないなんて問い合わせも増えています。

種を播く際、ポットやセルトレイに播種をして管理すれば移動が楽なので急な大雨や暑さにもすぐ対応することができ比較的安全に育苗することが可能です。

しかしポットやセルトレイに播いて育苗しない方が良い野菜もあります。

代表的なものは、移植が苦手な人参や大根などの根菜類です。
太くまっすぐ根を伸ばしていく根野菜は、ポットなどで育苗すると移植時に根を痛めてしまい、生育が悪くなります。

よって根野菜の人参や大根は畑に直接播くことになります。

しかし近年の異常な猛暑や大雨のせいで、発芽したばかりの人参が高温で枯れてしまう。土壌が乾燥して水分量が足りなくて芽が出てこない。急な大雨で種子が流れてしまう。なんて失敗が絶対に増えてきます。
発芽が上手くいかないから、また種子を購入してを繰り返したらいつの間にか播き次期が過ぎてしまうなんてことも。そうならない為の工夫がこれからの季節は絶対に必要です。

そこでオススメなのが「芽出たいシート」です。

播種後にこのシートを被せておくことでいろいろなメリットがあります。

  1. 温度を下げる: 夏の強い日差しから土を守り、土壌の温度を下げる効果があります。これにより、安定した発芽適温を保つことが出来ます。
  2. 水を保つ: シートが土の表面を覆うことで、水分の蒸発を抑えます。これにより、土が常に適度な湿度を保ち、種が乾燥する心配が減ります。
  3. 雨に叩かれにくい: 夏の突然の豪雨でも、シートが土を保護し、種が流されるのを防ぎます。
  4. 軽くて作業がらくちん: とても軽く、設置や取り扱いが簡単です。
  5. 発芽しやすく徒長しにくい: 遮熱シートよりも適度な隙間があり、光がしっかりと入り込みます。これにより、発芽率が高く、植物が徒長しにくくなります。

このシートの使い方はとても簡単です。まず土を平らに整えた後、「芽出たいシート」を広げ、上からたっぷりと水をかけるだけ。これで、暑さや乾燥に負けずに元気な芽が育ちます。シートは軽くて扱いやすいので、家庭菜園初心者の方でも安心して使えます。
注意点としましては発芽後にはがし遅れると植物体に引っかかりはがしにくくなります。
発芽後2〜3日間ではがす必要があります。

一番大変な発芽~育苗期間を乗り越えてしまえばあとはぐんぐん大きくなってくれるはずです。

「芽出たいシート」を活用すれば
出来るだけ失敗の原因になりうる要素を排除できるので、良い野菜が収穫できるようになる確率がアップします。店頭でも常時販売していますので是非ご利用ください。ネットショップ「通販菜園」でも購入することが可能です。



野菜作りの成功体験を増やして家庭菜園の楽しさに気づける方がどんどん増えてくれれば嬉しいです。
今後も家庭菜園が楽しいと思ってもらえるような情報や商品の提供をしていきますのでよろしくお願いします。

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